恋愛関係における別れに関する研究(2) : 別れ後の感情と行動に及ぼす告白の立場と別れの主導権の影響
恋愛における別れ後の好意と後悔に関して,告白の立場と別れの主導権との関係を調べた論文である.方法は「恋愛における別れに関するアンケート」調査によっており,対象は香川県内の大学生344名である.結果として,交際期間が短い(3ヶ月未満)場合,相手だけが恋愛関係に夢中である場合,相手のほうだけが自分に尽くしていた場合,自分から別れを切り出した場合に,別れ後,相手のことを嫌っている人が多かったと報告されている.
【要約】本研究は,青年期の男女が別れに際してもつネガティブな感情や行動的反応が告白の立場と別れの主導権により異なるかを調べた.被調査者は大学生344名(男性135名,女性209名)であった.そのうち,異性とつきあった後に,別れた経験のある223名を分析の対象とした.調査の結果,約40%の対象者が別れた後も相手に対して好意を持っていた.交際期間が短い場合,自分から別れを切り出した場合,相手だけが恋愛関係に夢中で,尽していた場合に別れ後に相手を嫌いであった.別れ後の感情・行動については,自分から告白して自分から別れを切り出した人は泣くことが少なかった.また,自分から告白して相手からふられた人は再び相手を好きになることが少なかった.さらに,別れた後も積極的に相手と会うという人は少なかったが,相手から告白されて自分からふった場合に特に少なかった.全般的に,別れ後の感情や行動に及ぼす告白の立場の影響は小さく,別れの主導権の影響が大きかった.
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